∧∧∧山にまつわる怖い話Part8∧∧∧
803 :1/2:04/04/30 20:23 ID:Bc1V7na6
小学4年のころ、近所の女の子5人と山に行きました。
家は山に囲まれた盆地でしたので、小学校の裏にもちょっと行けばすぐにでも山があったので、
よく子供だけで行っていたのです。
その山には川が流れていて、深さは子供の腰くらいで、岩も大きなのがごろごろとあって、調度いい泳ぎ場がありました。
遊んでいると女の子の1人が、
「足のマメを魚がつつく」というので、うそだーと言っていましたが、
あまりにも言うので、みんなでもぐって水の中の彼女の足を見ました。
確かに小さなメダカみたいな魚が、彼女の足の親指にあるマメをつついてます。
私は顔をあげて、友だちに話し掛けようとしました。
804 :2/2:04/04/30 20:23 ID:Bc1V7na6
すると、そこには誰もいなかったのです。
今までその子の足を4人でもぐって見てたのに。
うっそーんと思って川からあがると、
向こう岸に(といっても3mくらいの川)白いワンピを着た女の子がすごい顔でにらんでいます。
あんな子いたかなと思ってよくみたら、ずぶぬれなのです。
迷子かなと思った瞬間、後ろから髪をひっぱられました。
後ろを振り向いても誰もいず、向こう岸の女の子もいなくなりました。
その後、ひとりで自転車に乗って帰ったのですが、
一緒に行った女の子たちは、私が急にいなくなったから心配で家に戻ってたそうです。
思い出としては、「メダカは人間の肉を喰うのか?」というのが強かったんですけど、
やっぱずぶぬれの女の子が怖いですよね。
でもその時は怖いっていうより、心配でした。
迷子かなって…
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