∧∧∧山にまつわる怖い話Part7∧∧∧
『廃止された単線の鉄道』
569 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/03/07 23:11
同僚の話。
彼の住んでいる町の山には、今はもう廃止された単線の鉄道がある。
途中に手掘りのトンネルがあり、何かが出ると噂されていた。
学生の頃、そこへ仲間たちと肝試しに行ったのだそうだ。
懐中電灯を手に真っ暗なトンネルの中に入っていったという。
トンネルの中ほどで、いきなり線路が振動し始めた。
すぐさま眩しいライトと警笛の音が響き、線路の上を列車が突進してきた。
慌てて外に飛び出すと、音も光も振動もかき消すように消えてしまう。
あたりには虫の声しか聞こえなかったという。
彼には見えなかったのだが、仲間の一人が運転手の顔を見ていた。
ひどく驚いて目を見開いた表情をしていたらしい。
「ひょっとしてあの電車、時間を迷ったのかな」と彼は言う。
「何をどう迷ったんだ?」と聞くと、彼は「さぁ?」と肩をすくめていた。
『脳喰らい』
570 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/03/07 23:14
知り合いの話。
アフリカに仕事で行った時のことだ。
現地住民の同僚から注意を受けた。
このあたりの山道には化け物が出るから気をつけろ、と。
そいつは夜道で獲物を襲い、頭を噛み割って脳漿をすするというのだ。
普段は羊などを襲っているようだが、人間も年に数人は犠牲者が出ているらしい。
現地の言葉で「脳喰らい」と呼ばれているのだそうだ。
欧米からの入植者たちは、あれは熊だといっているらしい。
しかし帰国して知ったのだが、アフリカ大陸に熊類は生息していないという。
足よりも手の方が長かったという目撃談もあるそうだ。
かの地で熊とされている存在は、一体何なのであろうか。
次の記事:
『家内の実家の墓』
前の記事:
『廃材運搬の助手』