∧∧∧山にまつわる怖い話Part7∧∧∧
『山中でボーリングを掘っていた』
398 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/03/01 18:29
コンサルタント会社の社員に聞いた話。
地質調査のため山中でボーリングを掘っている最中に地震があった。
足場がすべて崩れてしまうほどの激しい揺れだったが、
近くのダムに設置された地震計には何も記録されていなかった。
後日、破損したボーリングマシンを回収して調べたところ、
地中を掘り進んでいた先端の刃に、血で固まった毛が絡み付いていた。
『人里離れた峠』
399 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/03/01 18:31
測量会社の社員に聞いた話。
日が暮れてから、常宿に向かうために人里離れた峠を車で越えた時のこと。
途中、何度もヘッドライトに浮かび上がる人影に急ブレーキを踏んだ。
その度に停車して周囲を伺ったが、道の両肩は切り立った崖で、人の気配など全く無い。
ようやく宿に着き、案内された部屋の襖を開けた途端、お香の匂いが鼻をついた。
常とは違う様子にとまどいつつ足元に目をやると、小さな皿に塩が盛ってある。
急に背筋が寒くなり、早めに風呂に入ろうと浴衣に着替えて襖を開けた。
スリッパ越しにペチャリと冷たい感触。
足元を見ると、廊下は一面水浸しだった。
『何かが道を横切った』
400 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/03/01 18:36
知人に聞いた話。
山中を車で走っている最中、不意に何かが道を横切ったので急ブレーキを踏んだ。
「今の見たか!?」
ひどく興奮して助手席の方に話しかけた。
が、そこには誰もいない。そもそも、誰かを車に乗せた記憶がない。
灰皿には吸いかけの煙草があった。知人には車内で煙草を吸う習慣などない。
いったい助手席に何がいたのだろう?
401 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/03/01 18:37
三つ目の話の知人ですが、あの日は家に帰り着くのが1時間以上遅れたそうです。
そんなに長い時間、停車していた覚えはないらしいのですが…
あと、ブレーキを踏む前に何を見たのかも記憶から抜け落ちているようです。
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