∧∧∧山にまつわる怖い話Part5∧∧∧
29 :105 ◆Fy/1.pr/0U :03/12/17 22:21
父から聞いた話。
私の父は昔から山登りが好きで、大学生の時にはサークル活動とは別に一人でも登山していたらしいです。
ある秋の日、父はあまり高くない地元の山に、散歩程度の気持ちで出かけたそうです。
ふもとから一時間もかからずに頂上につき、ベンチに腰を下ろして、
いつものように双眼鏡を取り出し、ふもとの景色を眺めようとしたそうです。
しかし、双眼鏡を通して見えたものは、自分達の住む田舎町ではなく、どう見ても西洋の町並みでした。
おかしいと思って、双眼鏡から目を離してふもとを覗くと、今度はいつも通りの町並みが見え、
もう一度双眼鏡を覗くと、また西洋の町が見えたそうです。
結局何度やってもそれは同じことで、2時間後、ついに父も観念して山をおりたそうです。
今もあれがなんだったのか気になって仕方がない、と父は言っていました。
次の記事:
『天井さん』
前の記事:
『突然時間が30分位進んでた』