∧∧∧山にまつわる怖い話Part4∧∧∧
『城跡に肝試し』
226 :雷鳥一号:03/11/28 01:51
友人の話。
大学生の時、大学近くの城跡に肝試しに行くことになった。
その城跡は山頂の森中にあり、真っ暗闇の中、苦労してたどり着いた。
ひとしきりうろついて帰ろうとした時のことだ。
おいっ お前らっ!
いきなり野太い声が、誰もいないはずの闇中から掛けられたという。
同時に金属のようなものがぶつかる、かちゃかちゃという音も聞こえたらしい。
その途端、この城が古戦場跡地で、多くの武者が死んでいることを思い出した。
転がるようにして闇の中を駆け下りた。
かちゃかちゃという音は、麓付近までついて来たそうだ。
友人たちは皆、二、三日熱を出して寝込んだ。
詳しい人からは、武者関係の祟りは熱病が多いから気をつけろと言われたという。
『山奥のダム』
227 :雷鳥一号:03/11/28 01:52
同僚の話。
バスを釣りに、山奥のダムに行った時のこと。
他に誰もいない駐車場に車を止めて、ダムまで歩いて行ったという。
夕方、釣果に満足しながら駐車場に帰ってくると、車のボディに何かの汚れがついているのに気がついた。
小さな泥まみれの手形が、ボディに点々と押されていた。
ドアを開けようとすると、取手は泥まみれになっていたという。
掃除は後回しにして、即行で帰途に着いたそうだ。
『山菜を採りで行方不明』
228 :雷鳥一号:03/11/28 01:55
知り合いの話。
山菜を採りに山に入った主婦が行方不明になった。
捜索願いが出され、警察と消防団そしてボランティアが総出で捜した。
残念ながら、彼女は捜索が始まって四日目に遺体で発見された。
ため池すら無い山の中で、なぜかその身体はずぶ濡れだった。
検死の結果によると、死因は溺死だったという。
警察では変死事件として捜査しているそうだ。
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