∧∧∧山にまつわる怖い話Part3∧∧∧
『おみくじ』
465 :雷鳥一号:03/11/13 17:33
友人の話。
登山口に小さな神社があったので、おみくじを引いてみた。
凶が出た。
意地になってもう一度引いてみた。
これもまた凶だった。
気味が悪くなったが、おみくじを投げ捨てて山に登ったのだという。
翌朝目を覚ましてみると、テントのロープに何かが三つ結わえてあった。
そのうちの二つは、彼が前日捨てたらしい凶のおみくじだった。
残りの一つは、誰が引いたか分からないボロボロに古びた大吉だった。
友人の身には、今まで特にこれといった凶事は起こっていないそうだ。
『山の怪談』
466 :雷鳥一号:03/11/13 17:34
私の体験した話。
大学生の時、夏のオートキャンプ場でキャンプをした。
夜になっても暑かったので、皆でランタンを囲み歓談していた。
そのうちに誰かが怪談をしようと言い出した。
よくある山の怪談が何度か語られた後、地元の男子学生が語り始めた。
そのキャンプ場で自殺した男性の話だった。
話が終わったその時、いきなり皆の前で乾いた破裂音がした。
置いてあった二つのランタンが同時に割れていた。
歓談はその場でお開きとなった。
『砂浜でキャンプ』
467 :雷鳥一号:03/11/13 17:35
私の体験した話。
山登りの仲間たちで、ある大きな孤島へキャンプに行った。
恵まれた島で、海辺では魚が釣れ、少し山に入れば茸が取れた。
砂浜でキャンプしたのだが、真夜中にテントの周りで音がする。
何か重たいものが歩き回っているようだ。
意を決してテントの外を見ると、大きな黒い猪が残飯を漁っていた。
山から下りてきたのかと驚き、刺激しないように静かにした。
翌朝確認すると、残飯はすっかり食い尽くされていた。
しかし砂浜に残されていた足跡は、私たちのものだけだった。
キャンプはその日で切り上げることにした。
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