バイクでの心霊体験・スポット[再々]
149 :774RR:2011/10/14(金) 01:09:25.21 ID:Re93rcaF
ある峠を走ってた、のんびりと。
ずっーと一本道、後続車も対向車もいない、夕暮れ時だった。
カーブを曲がると、一つ後ろのカーブを立ち上がる車がミラーに見えた。飛ばしてる感じだ。
あっと言う間に後ろのカーブまで迫ってくる。
「絡むとヤバいな」と、後ろに来た時に左に寄り減速。先に行かして「事故んなよ~」と呟く。
かなり飛ばしてた、と言うよりかなり走り慣れた感じだった。
そして私も続く、コーナーを立ち上がる。
「ん?速い?」先を見るとその車は居ない。
早いにしてもここの峠、一本道で峠の先まで見渡せるのに見当たらない。ライトの光さえも見えない。
「事故ったか?」と辺りを気にしながら進むが、事故った気配も無い。
あれこれ考えながら走ったが、峠を抜ける頃「あれはひょっとして…」と。
その後、詳しい奴に聞いてみた所、
「あぁ、古い27だろ?みんな見てるよ。詳しくは知らんけど、昔の走り屋かなんかで事故って出てるんじゃない?」と。
いつも決まって夕暮れの山肌に陰影が出る頃、その車は追い越して行くと言う事です。
いつの間にか、峠の連中は「出会っても追い抜いてはいけない」と伝えられていました。
○倉峠が今のように“直線状”では無く、クネクネとした峠だった頃のお話でした。
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