自衛隊怪談話
483 :専守防衛さん:03/07/30 18:59
王城寺原演習場の話。
数年前ある演習で作業をしていた時の事。
ふと左を見ると、やぶの中に墓が…
それは墓石できちんと葬られていたものの、草は生い茂り手入れをしていない様子だった。
その時頭の中に『草刈とタバコとビール』と、話し声ともいえないイメージみたいなものが頭に飛び込んできた。
その日の内に草刈りを済ませ墓の周りを綺麗にして、後日ビールを届けたが、
オレはタバコを吸わないので気にかけていたら、
届けたその直後、ウチの班長がタバコに火をつけお供えしてくれた。
その時また頭の中に『ありがとう…』というイメージが飛び込んできた。
その班長には一言も墓の話はしていないが、今でもはっきり思い出す。
突然班長が現場にやってきて「ここか…」。
班長もメッセージを聞いていたようだった。
次の日、怪しげな封筒が届いているって山で先任に呼ばれていくと、懸賞で1万円が当選したとの事だった。
オレはその墓の人が恩返しをしてくれたものと思っている。
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