植物にまつわる不思議な話
260 :本当にあった怖い名無し:2008/02/06(水) 17:08:36 ID:1TbH+iKd0
ジョン・コリアーの『緑の想い』という怪奇小説。
主人公が育てている蘭が、ある日ハエに似た花を咲かせる。
奇妙だと思っているうちに今度は叔母に似た花を咲かせ、叔母は行方不明に。
そう、蘭の花がハエや叔母を捕らえ、捕らえたものを花として咲かせていたのだ。
ついには主人公も蘭に捕らえられるが、だんだん花と同化していく。
主がいなくなった主人公の屋敷に、乱暴物で不埒な甥が相続者として現れ、我が物顔で主人顔しだす。
それをぼんやり眺めている蘭になった主人公であったが、ある日ついに甥が温室の秘密に気づいてしまう。
秘密に気づいた甥は蘭の花に手をかける・・・必死に抵抗する主人公。
しかし彼はただの蘭にすぎなかった。
・・・という話なんだが。
実家近所のおばはんが、蘭だかユリだかを育てていた温室で目撃されたのを最後に行方不明になるという事件?があった。
おばはんのエプロンが温室に残されていて、事件か事故かそれとも失踪か結局なぞだった。
その後この話を読んでちょいとぞっとした。
262 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 03:43:52 ID:S0BzIltL0
それって、結局甥も蘭になってしまうってオチなのか?
263 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 04:02:38 ID:NgJKYxLm0
>>262
いや、甥が主人公=蘭にハサミを手にニヤニヤ迫ってくるところで終了w
救いなさ杉ww
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