【心理的瑕疵】いわくつき物件の怖い話【霊障】 2
482 :481:2012/06/21(木) 22:38:11.29 ID:NNhvodhH0
俺が育った所の近所に変わった由来の明神さまがあったよ。
戦国時代の終わりごろ、天下統一という頃。
ある村に落ち武者が救いを求めてきた。
落ち武者狩りという言葉がある通り誰も助けないが、ある1件の家は彼らを匿った。
どのくらい匿われていたのかわからないが、その落ち武者が死ぬ際「おれはこの家の守り神になる」と言ったという。
483 :本当にあった怖い名無し:2012/06/22(金) 01:27:44.75 ID:8FMy1hB+0
本当に守られてその家は今も続いてるっぽい?
490 :本当にあった怖い名無し:2012/06/22(金) 14:35:07.54 ID:0UHOoZzv0
>>482
良いお話だね。
本当に追い詰められて、誰も助けないのに、一軒だけが助けてくれたら本当に恩を感じると思う。
493 :481:2012/06/22(金) 19:40:57.61 ID:mCDO/QSZ0
>>483 490
そこの家は今でも続いてる。
豪族でもない農民で戦国時代からルーツが判る家ってそうない。
そこの家宝はその落ち武者のものであろう甲冑。
家の造りは普通の農家って感じだけど、石垣がすごくて八つ墓村に出てくる家みたいな感じ。
ここの家、後日談がある。
この家の土地の隅に、件の武者の墓と思われる祠があって、この家のばあさんがいつも花やら水を供えていた。
ある日、台風が多く上陸した年のこと、木造だった祠がひっくりがえってしまった。
1度めは元にもどしたが、2度め以降そのままにしていた。
そのころ婆さんは倒れ入院。時同じくして当主は事業失敗。
兼業農家だったから自宅を手放し、農地に新たに住んだ。
ここの家の伝承はもうひとつあって、
代々、口が聞けないこが生まれるというのがある。
たぶん、武者が助かった理由はこれではないかと思う。
普通ならねずみ算で子孫がいるはずなんだけど、子孫は2件ぐらいだった。
そこの家の子なんかと仲良くてよく遊んだ。
ただ、口が聞けないというか、どもりというか、なんとなく違和感はあった。
ここの家は売却後、2オーナー住んでるが、土地のいきさつは知らないから供養なんてしてない。
1オーナー目は事業がうまくいかなくなって転居。
2オーナー目はサラリーマンだったけど芳しくない。
500 :本当にあった怖い名無し:2012/06/23(土) 15:36:42.85 ID:0oDzfDXO0
>>493
>武者が助かった理由はこれではないかと思う。
家人に(遺伝的に)オシが多かったので、情報がもれなかったという意味?
501 :493:2012/06/23(土) 16:47:04.41 ID:+PWIK/um0
>>500
表現がそのままだと問題ありそうだから現代風にしたんだけど、通じたね。
母が昭和30年代に土地の古老から聞いたんだそうな。
そこの土地ではタブーとされていて一部の人しか知らない。
そのての家人が出ると総じて晩婚になるから、子供は1-2人しか出来ない。
昔は5人とか普通だったから一族は増えるんだけど、この家は400年間1件のみ。
戦国時代は残党狩りの褒美が年収ぐらい出るし、匿えば同罪だったから、普通の人だったら匿うのは無理に近い。
村社会って結構残酷で、白状するまで尋問するから、喋れなければ最初から聴かないと思う。
この落ち武者の口伝は大分はしょって書いてる。事の経緯が本当はもっと細かくある。
書き物がないけど、多くの物証からほぼ実際にあった出来事だろうといわれていた話。
この地域は里山指定地区に指定されたりしてすごい田舎。
某映画で撮影に使われたところがあったりする。
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