【鳥肌が立つような怖い話を聞かせてください】
409 :実話:04/01/18 03:55
私の母が体験した30年位前の話。
当時、神奈川県にけっこう大きなキャバレーがありました。
母は新聞の募集欄をみて、その店のホステスさん達の幼い子供達を勤務時間中に面倒をみる、
というアルバイトの面接に行きました。
すると意外にもすんなりと採用されました。
翌日、お店のボーイさんに案内され、山のずーっと上の方にある一軒家にたどり着きました。
建物は古いなりに修繕されてはいたけれど、玄関から一歩足を踏み入れた途端、もーうぞぞぞ~っと総毛だち、
足が震え中に入るのもやっとだったそうです。
中には幼い子供達がいたんですが、みんなやけに大人しい。
みると寝ているんではなく、恐怖に怯え縮こまっている感じだった。
普通、幼い子なんぞはハシャギ回っているものです。
驚いたのは、ボーイさんと訪ねていった時、だーれも面倒をみている大人がついていなかったことです。
410 :409:04/01/18 04:17
建物内の各部屋をみまわると、誰かがこちらをじっとのぞきこんでいる視線を感じ、
特に子供達がいる部屋にある、廊下側と通じる覗き窓からは強い視線を感じたそうです。
母はふり向き、ボーイさんに声をかけたけれど返事がない。
みると玄関の外に立っていて、入ってこようとしなかったそうです。
とりあえず外に出て、今は誰が面倒をみているのですか?と質問すると、
実はすぐに辞めてしまうもんで・・・と答えていたそうです。
ボーイさんは、それではよろしくと一言残し、さっさと逃げるようにいってしまった。
母は怖いけれど我慢をして中に入り、子供達の面倒にとりかかった。
夜も更けた11時頃、突然建物全体はザザザザッと振動したそうです。
うわっ地震かな?と身構えると、再びザザザザッと建物全体が揺れた。
テレビをつけたけれど、さっきまではついたテレビが何故かつかない。
母はどうしたことかと思案にくれ、建物の表にでて見渡したところ、とんでもないことに気がついたそうです。
いま目の前にある預かりどころの建物だけがガガガッと揺れ、周囲にある塀や樹木などが全く揺れていなかったそうです。
母は、もーー怖くなって絶叫してしまったそうです。
まさか子供達を置いて逃げることもできず、泣くしかなかったとか。
勿論、その日一日で母は仕事をやめてしまったそうです。
後日きいてわかったことなんですが、
その建物は家鳴り震動を起こす不気味なオバケ屋敷として、地元では有名な処だったそうです。
次の記事:
『フランス人形のキャサリン』
前の記事:
『殺人・惨殺事件展を見に行った』