病院にまつわる怖い話2
『田舎の開業医』
92 :90ですが今後ほにゃ:2005/07/08(金) 18:02:39 ID:psjM0/JE0
知人の開業医(整形外科)から聞いた興味深い話。
その人は、元は県立病院の名外科医だったが、思うところあって晩年整形に(詳しい経緯はあまり聞いてない)。
整形とは言いつつも、田舎で開業したので、
近所のジジババの風邪から、テスト前の中学生が緊張で下痢、なんてことまで相談に乗ってる。
地元でも有名な人物なので、又聞きで色んな患者が来る。
知人の知人の紹介で電話してきた893。
しくじったので、これから指を詰める。
これから来院するから至急麻酔をしてくれ。
その後某所でブチっとやってくる。なるべくキレイな切り口になるよう努力するから、後ですぐ接合手術して欲しい、とか。
もう足を洗いたいから指無しじゃ困るけど、詰めないと決着が付かないらしい。
足の指を移植したい、という相談は結構多いらしい。
『自爆事故』
93 :ほにゃ:2005/07/08(金) 18:03:12 ID:psjM0/JE0
同じ医師から聞いた話。
近所で車が電柱に自爆事故。かなりの事故で電柱は折れた。
驚いた通行人が心配して運転手に話しかけると意外に元気で、
近くに掛かり付けの名医が居る、自分で運転して行くから救急車は要らない、と笑顔で話す。
エアバックなど無い時代だった。
割れたフロントガラスを手で壊しつつ、ボロボロの車で運転手は走り出した。
数分後、その整形外科の駐車場で鳴り続けるクラクションに気付いた婦長が様子を見に行くと、
大破した車の中でおっちゃんが血を吐いてハンドルに突っ伏したまま、絶命してる。
その後の調べで、複数の内臓が破裂・肺も損傷していて、喋ったり運転したりできる状態ではなかった筈、とのこと。
ちなみにその整形外科医は、その運転手には会ったことが無い。
『遊戯業経営者』
94 :ほにゃ:2005/07/08(金) 18:04:36 ID:psjM0/JE0
これも同じ医師から。
同じ町内に住むという、名前は知ってるが話したことも無い人物が突然訪問。巨大なダイヤ(?)の指輪を持ってる。
その人物曰く、自分は某球技系遊戯業を営んでいる。
ちょっとした資金繰りの手違いで緊急に現金が必要になった。
この指輪は出すべきところに出せば一億は下らない代物だ。
これを三千万で買ってくれないか、と。
切羽詰った様子だが、かなり強引且つ怪しげな要求だ。
その医師は、では出すべきところへ持ってきなさい、とお帰り願った。
二・三週間経ってそんなやり取りも忘れかけた頃の夜、
古巣の県立病院に用事(手伝い、だったかな?)があり、当直医と雑談してたところ、救急搬送の患者が来た。
首吊りとのことだったが、Dead on arrival。
顔を見ると先日訪れた遊戯業経営者。
若干の後味の悪さを感じつつ過ごしたが、
後日の調査で、借金苦の自殺ではなく他殺と判明。
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