死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/
928 :本当にあった怖い名無し:2023/02/04(土) 13:39:53.70 ID:3SxXxJ8f0.net
高校時代の話。
うちの実家はかなりの田舎で、1日数本のローカル線の駅は当然無人。
ある日、無人駅にある待合室に若い女性がずっといた。
もう終電も過ぎたから野宿するんじゃないか?でも何もない田舎の駅で何で若い女性がなんで?
みたく近所で話題になり、世話焼きの叔母が心配して駅に行った。
1時間くらいで戻ってきた叔母の話だと、
ごく普通の若い女性で、当てもなくブラブラ旅をしてる最中とのことで
心配して家に来ないかという叔母に、こういう野宿は慣れてるし一人でぼーとしていたいから大丈夫ですと。
それでも差し入れのおにぎりとお茶はありがたく受け取ってくれたらしいけど。
別れ際に、至急病院に行って検査をしてほしい、今なら間に合うからと言うと、驚く叔母をスルーしてさっさと寝てしまったらしい。
翌日、その女性は居なくなってたんだけど、怖くなった叔母は検査をすることにした。
結果、乳癌だった。
初期だったから大丈夫で叔母は今も元気だけど、姉である母親とかなり年が離れて当時20代半ばだったから、
がん検診なんか考えもしなかったし、あのままだったらかなり進行した頃に発覚しただろうし、下手すれば命の危機だったかもしれないとか。
今でも叔母は、あの若い女性は何か特別な力があるのだとしたら色々辛いだろうし大変だろうな、
あてもない旅に出て一人ボーっとしていたくもなるだろうなって言ってる。
次の記事:
『行ったことのない地元の神社』
前の記事:
『兄が突然おなかが痛いと言い出した』