怖い話や不思議な話をまとめて紹介するブログ

実体験なのですが私自身その時寝ておりある程度大きくなった時母親から聞かされた話です。
祖父の家は私が小学生の頃一軒家を立てました。かなり立派だったことを今でも覚えています。
ただ裕福な家庭というわけでもないのに…（笑）
察しが良い方はわかると思いますがいわゆるいわくつきです。
どうやらそこは霊道と言われる場所で神社の方からはこんな所に家なんて建ててはいけないと強く反対はされていたようです。しかし祖父はそういったものを信じていなかった為反対を押し切って家を建てたそうです。
家が完成した際神社の方からは、
「このお札を玄関の内側、高い所に貼っておきなさい」
と言われていたそうですがめんどくさがって張らなかったそうです。
別日に家族で新居の祖父の家に泊まりに行った際少し霊感がある兄が
「２階がやばい」
と小学生ながら親に言っていたそうです。
兄は続けて
「A(私)は連れて行かれる可能性が高い絶対2階には連れて行くな」
と大人しい兄とは思えない程強い口調だったそうです。
本当はそんな家に家族みな長居はしたくなかったそうですが祖父の気持ちも無下にできず1階のリビングに布団を敷いて寝たそうです。
時間はわからないそうですが皆が寝静まった深夜母と父は同時に金縛りにあったそうです。
すると2階から誰かが降りてきてリビングの扉を開けたそうです。暗く見なかったそうですが人らしき影
がゆっくりと私の枕元に座り込み
「A、2階に行こう。2階で寝よう。寂しいやないか」
と私の肩をゆすりながら話していたそうです。
しかし私は寝ぼけながら
「ん～大丈夫。動くのめんどいし寝かせてくれ」
と言っていたそうです。
そしたらその人のような影は
「なんや、つまらんな～」
とリビングから出て行ったそうです。
その直後私の母と父は飛び起きて震えが止まらなかったそうです。

私の祖父は食道癌にかかり声帯を取っていた為声は出せないのです。

あの時私に声をかけてきた人物は誰なのか今もわかりません。


後日談
その家は今もあります。
祖父は他界し祖母も施設に入っていますが父の弟さんの奥さん、いわば叔母さんがえらくその家を気に入っているようで一人で住んでいるようです。叔父さんも気味悪がって現在別居状態で私達家族もその一件から行ったことがありません。1年に何度か叔父さんが様子を見に行っているようでごみ溜め屋敷状態だそうです。
私も大人になりましたしどこかのタイミング行ってみたい気持ちはありますね（笑）

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