海・山にまつわる怖い話・不思議な話 3
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1570421067/
『確認する方法』
44 :本当にあった怖い名無し:2019/10/18(金) 22:21:20.72 ID:Rnt+4CcG0.net
石じじいの話です。
おそらく、じじいから聞いた話だと思いますが、誰の話かメモに明確には記されていないので、もしかしたら違うかもしれません。
お盆に死んだ人の霊魂が戻ってきていることを確認する方法があったそうです。
お盆の晴れた日の日没前に、お経(どんなお経かメモになし、おそらく般若心経)を書いた半紙を丸めて筒状にします。
それをノリづけにして開いてしまわないようにする。
その中に、仏具の鈴を鈴台の上に置いて、入れておく。
お経など読まずに、喋らず動かず静かに半紙を見つめていると、
ちょうど日没時に、その鈴がほんの少しチーンと鳴るのだそうです。
鳴ると霊が戻ってきているのだ、と。
『派手な帯』
136 :本当にあった怖い名無し:2019/12/05(木) 20:29:24 ID:aTyAbNLj0.net
石じじいの話です。
じじいの話には、ため池がよく出てきます。
じじいの住んでいた地方はため池がたくさんあったからでしょう。
また、満々と青黒い水をたたえた池は、何かいそうでちょっと怖い感じです。
今までの話で、山から続く終わりのない綱が池に入ってつながっていた;とか、池で仏像が泳いでいた;というのがありましたね。
今回は『呪いのネックレス』のような話です。
ある山村のため池に、ある日、着物の帯が長く伸びて浮かんでいました。
ただ帯だけが水面に蛇のようにうねうねと。
見つけた人は、池に入ってそれを拾いあげ持ち帰りました。
帯の端が少し泥で汚れている以外はきれいなものでした。
ただ、もう水に浸かったものなので捨てようということになりました。
一応洗ってみると、なかなか品物が良い。
西陣のものかもしれないと思われるほど品質が良かったのです。
模様は派手なので、若い女性用の帯ではないかと。
洗ったら泥もよく落ちたので、これは売り物になるのではないか?と発見者はスケベ心を出したのです。
乾かすために、夕方になってから表の庭先の物干し竿にかけておきました。
次の朝、発見者の男性は、裏庭の柿の木にその帯をかけて首をつって絶命していたそうです。
その後の展開についてのメモはありません。
どのように処分されたのかどうかも不明です。
まあ、そのような因縁物なので、売られることなく廃棄されたと思うのですが。
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