海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2
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『霊界ラジオ』
461 :本当にあった怖い名無し:2019/01/23(水) 22:44:25.52 ID:UFsih5UH0.net
石じじいの話です
メモから断片的な話を。
「霊界ラジオ」というものがありました。
ある人が持っていたそうです。
木製の普通の昔のラジオでしたが、周波数を合わせるダイヤルがありませんでした。
一つの周波数にしか合わせられない。
(まあ、霊界からの電波の周波数は1つということでしょうか)
ボリュームも無かったそうです。
霊界からの放送を聴きたいときには、スイッチを入れて少し待ちます。
(真空管ラジオは、時間が経たないと受信が安定しません)
すると、かすかに声が聞こえてきます。
それが霊界からの放送なのだそうです。
内容は、よくわからない「祝詞」のようなものなのですが、よく聞いているとだんだん理解できるようになるのということでした。
その内容は、「宇宙の真理」だったそうです。
完全に理解できると死ぬのだとか。
じじいを含めて、みんなでラジオ本体を開けて見たそうですが、中は真空管が二本と回路があるだけだったそうです。
どこにもメーカー名や規格データを示すシールはありませんでした。
そのラジオは、持ち主が亡くなった後(真理を理解できたのでしょうか?)、
「昔使われていたラジオ」ということで地元の郷土資料館に寄付されたそうです。
今もあるのかもしれませんが、もう回路は古くなって動作しないかもしれません。
昔、家にあったSONYの古い短波ラジオ(スカイセンサーシリーズのはるか以前)で海外からの放送を聴いたものです。
朝鮮中央放送局の日本語放送を聴いて手紙を出したら、「金日成著作集」が送られてきたことがありますw
『顔に獣に引っかかれたような傷が残っていた』
478 :本当にあった怖い名無し:2019/02/02(土) 23:11:26.05 ID:yy8cYLrN0.net
石じじいの話です。
ある村の一帯には、昔から、奇妙な死に方をする人が多かったそうです。
その死んだ人たちの多くが子供でした。
夜寝るまで元気だったのに、次の朝には冷たくなっている。
その時には必ず、顔に獣に引っかかれたような傷が残っていたそうです。
しかし、死因がまったくわからない。
病院でしらべても病気ではない。
その死亡事件(?)には、なんの規則性も無いので、手の施しようがありませんでした。
祟りではないかという、おきまりの噂もたちましたが、もちろん真面目に取り上げられることはありませんでした。
ある時、大晦日が近づいた冬の日。
子供と一緒に寝ていた母親が夜中に目を覚ました時に、豆球がついている部屋の隅に子供のようなちいさな影がうずくまっていました。
驚いた母親が、あっ!と声をあげたところ、
その影はすっと立ち上がり、すたすたと落ち着いた足取りで寝間から音もなく出て行ったそうです。障子も開けずに。
母親は、すぐに我が子の様子を見ましたが、死んでいました。
大騒ぎになりましたが、いくら探してもその黒い影の正体はわかりませんでした。
ソレが雨戸を開けて外に逃げ出した形跡もありませんでした。
ここで初めて、昔から続く不審死の原因らしきものが目撃されたのです。
物理的に防ぎようが無い、ということで、お札をもらってきて家の内外に貼る人もいたようですが、効果があったかどうか?
じじいが朝鮮から引き上げてきた時には、不審死現象はおさまっていた(と思われた)そうです。
影が入ってきたらわかるようにと、寝る時に紐を部屋の入り口(障子や襖)に紐を張り渡して、そこから鈴を垂らす人もあったとか。
グッドアイディアですね。
効果は不明だったということです。
ただ、そのな残りなのか、近年まで(じじいが私に話をしてくれた時からみて)、寝間の障子・襖の上、天井近くに鈴を垂らしておく風習がある家もあったそうです。
すでにそのときには、「鈴はお守りだ」という程度の認識だったようですが。
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