海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2
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『無敵の石』
197 :本当にあった怖い名無し:2018/10/22(月) 12:44:06.54 ID:lWzJzHtp0.net
石じじいの話です。
無敵の石というものがあったそうです。
他の石を「無敵石」と一緒に箱に入れて一晩置くと、他の石が砕けている。
その石よりも硬いと思われる石(珪石など)を入れておいても、そっちのほうが砕けている。
石以外のもの(陶器や金属)を一緒に入れておいても壊れない。
ただ、陶器は、その色がすこしくすんだり、金属も光沢を失ったりしたそうです。
たった一晩で。
夜の間に誰かがいたずらをしているのではないかと考えて、
持ち主が石を入れた箱を石膏で固めたりして開けられないようにしましたが、
結果は同じで、いっしょに入れた石が壊れていたそうです。
箱に入れておかないで横に置いておくだけの場合は、その「破壊行為」は起きなかったそうです。
恥ずかしがりやの石ですね。
では、生き物を一緒に箱に入れておいたらどうなるか?
持ち主は試してみたそうです。
私のノートには、「大変なことが起こった」としか書かれておらず、結果はわかりません。
メモを書いているうちに夕食に呼ばれて、続きを書くのを忘れてしまったものと思われます。
夕食に母が作ってくれた、じゃこ天カレーが美味しかったですね。
安い材料でしたが。
『地獄石』
211 :本当にあった怖い名無し:2018/10/23(火) 20:31:20.50 ID:mkRBSf5x0.net
石じじいの話です。
九州に地獄石というのがあったそうです。
一抱えほどの石で、その下に穴があって、それが地獄につながっていたということです。
穴をよく見ようとして、その石を横に移動させてしまうと、穴が消失してしまうので、それはタブーだったそうです。
(子供のときには疑問に思いませんでしたが、もしそれで穴が無くなるんだったら、どうやってそうなることを確認したのでしょうか?)
ではどうするか?
石の端っこを持って、ぐっと石の片方を持ち上げるのです。
すると、石の下に地獄につながっている穴がある、という。
その穴からは、地獄の音(罰を受ける亡者の叫び声、鬼の吠え声など)や熱風、炎の光、煙、匂いがでてきたそうです。
あまり開けたままにしておくと、近くにいる人間の寿命が縮むということで、すぐに石をおろして閉じてしまっていました。
その穴に入ると、地獄の財宝(??)が手に入る、という噂もあり、その穴に入ろうとした者もいました。
穴が狭かったので、子供(自分の子供かどうかは不明)の体に綱を縛りつけておいて、穴に入らせました。
その子供は、穴に入ってすぐに死んでしまったそうです。
子供が入っていけるほどには、その穴は深かったということですね。
「怖いねや。その石は地獄の蓋になっとって、今もあるんで」
遅かれ早かれ行くことになるので、急いで地獄を覗く必要はないと思いますが。
楽しみはとっておかないと。
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