海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2
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36 :本当にあった怖い名無し:2018/09/11(火) 19:51:19.92 ID:qeQRzb0s0.net
石じじいの話です。
テレビや映画などがほとんど白黒、という時代がありました。
じじいは、白黒の世界を経験したことがあったそうです。
山を歩いていると、急に風景が白黒になったそうです。
別に視界がぼやけているわけでもなく狭くなっているわけでもなく、はっきりとしている。
しかし風景は白黒。
木々の葉っぱも灰色。白い雲が浮かぶ青空も灰色。
体調不良(目の病)気だ、と焦ったじじいはしゃがみこみましたが、そのときに変な感じが。
自分(の体、服、持ち物)には、すべて色が残っているのです。
自分はカラー。
周りは白黒。全くの白黒。
これは、目ではなく精神がおかしくなったのかもしれないと、考えました。
どうにもならないので、そこから慎重に山を歩きましたが、ずっと白黒の世界だったそうです。
視界はぼやけてはいなかったので危険は感じなかったと。
ただ、色がわからないと石を見分けることが難しいので困ったものだ、と考えていました。
はよ、病院にいかんといけない。
人里に向かうかどうか?考えながら歩いていると、
ずるっと足が滑って転びそうになり、近くの木の枝を掴んだときに、急に色が戻ったそうです。急に。
いきなりの色の洪水でめまいがしたそうです。
その後は、視界が白黒になることはなかったと。
家に帰って病院に行きましたが、視力が落ちていることもなく、なんの問題もなし。
『あのときはたまげたい。めがみえんようになるんやないかおもうてこおおてな。
やまん中でめくら(ママ)になってしもうたらおおごとやけんな』
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