【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話 1
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1502541708/
『石に魂を込める方法』
622 :本当にあった怖い名無し:2018/06/01(金) 17:28:10.15 ID:A7LE3hpG0.net
石じじいの話です。
石に魂を込める方法というのがあるそうとか。
じじいが人から聞いたそうです。
まず、深い山に分け入って綺麗な小石を求めます。清浄な地の石でないとだめだとか。それは、どんな色でも形でも良いらしいのです。
それを持ち帰って、綺麗に洗って布に包み手に持って「念を込める」のだそうです。
石は握らず手に持って、その石の中に自分が入っていく;自分がその石の内部の匂いを嗅ぐ、ような気持ちを強く持つのだそうです。
そうしていると、その手に持っている石の重さを自分で調整できるようになるそうです。
重くなれ、と念じると手に重さを感じる。(こっくりさんみたいですが)
そういうことができるようになると、その石を離れて、
家の障子や家具、柱、樹木の枝などの他の物体を自分の意思で振動させる、揺らせることができるようになるそうです。
この聞くと、「石」というものは念力を集中させる訓練のための道具にすぎないと思うのですが、
道具としての石を清浄の地で自分で見つけなければならない。
じじいにそれを教えてくれた行者のような人は、自分もできる、と宣っていたそうですが、やって見せてくれたことはなかったそうです。
同じようなことは、紀州に行ったときにも聞いたことがあったそうです。
『そがいなことができるようなってなにんやくにたつんかのう。ありゃ自分で自分にまじないをかけるようなもんやのう』
『自分の記憶を蘇らせてくれる石』
624 :本当にあった怖い名無し:2018/06/02(土) 13:44:11.43 ID:pwUkWiVj0.net
石じじいの話です。
石に魂を込めるというのと似ていますが、自分の記憶を蘇らせてくれる石というものがあったそうです。
未来を予言してくれる石があったと以前お話ししましたが、過去を見せてくれるものもあるという。
なんのへんてつもない小さな青い泥岩だったそうですが、それを頭の脇において眠ると、とてもはっきりとした正確な(どうですかね?)昔の記憶が夢の中で蘇ると。
昼寝で、手に持ったり衣服のポケットなどに入れて、うとうとしても同じ効果がえられるとか。
ただ、楽しい思い出だけを復元する、というように記憶の種類を選択することはできなかったといいます。
特定の年代の記憶を選んだり、同じ記憶の重複復元を避けたりすることはできたそうなのですが、
その方法については、私のメモにはありません。
『その石をもっちょった人は、暇があればうとうとねとって昔の夢をみとったわい。
それでええんかのう?忘れたい思い出はなかったんかね』
次の記事:
『山の中の病院に初めて当直バイト行った』
前の記事:
『「無理心中のあった物件です。家賃半額にします」 ←住める?』