∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part55∧∧
797 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 11:49:19.88 ID:j0hxh6U70
ここって山自体の話じゃなくて、山の獣の話でもおkなんだね。
じゃあ今は亡き祖父が小さい頃体験したと言う話を。
ある日、祖父はその父と自転車の後ろに乗せられて街まで遊びに行った。
映画を観たりしたので、すっかり遅くなって暗い中、
山の家へ戻る途中に、火の玉が追っかけてきていることに気付いた。
自転車を漕いでいる父に「火の玉がついて来てる」と話したら、
「おまえがお菓子を持ってるからだろう。そいつを放してみろ」と。
お菓子を放したら火の玉は付いてこなくなったらしい。
父曰く「そいつはお菓子が欲しかった狸だ」とのこと。
798 :本当にあった怖い名無し:2011/07/05(火) 11:49:52.77 ID:j0hxh6U70
もう一つ。
山の狸はお供えをたっぷり持っていったら、
色々化けて、源平合戦などを臨場感たっぷりに再現して楽しませてくれたそうだ。
田舎の山の集落だったので、子供の頃はそれが何より楽しみだったらしい。
ちなみに祖父が住んでた場所は、平成狸合戦ぽんぽこのモチーフになったところ。
813 :本当にあった怖い名無し:2011/07/06(水) 11:06:44.55 ID:svnbvK/mO
>>797
関西だけど、うちの地域も大した山は無いけど似たような狸の話はあるよ。
婆さんが子供の頃、行商に親と出掛けた帰り道、夕闇の中突然ダイハチ車が重くなったら狸が餌をおねだりしているのだとか。
残り物を分けてやる(道に置く)とスッと軽くなったらしい。
そういう化かす狸は、魂だけで姿は見えない。婆さんも狸の姿は見たことなかったそうな。
残念だが、うちの地域は餌をフンパツしても狸合戦の上演はないようだ…w
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