『焚き火』
『島の砂浜で怖い話大会』のコメント欄より
[ 85074 ]
焚き火囲んでいたら来たなぁ。
長野県のスキーバスが転落しちゃった湖のほとり。
事故から何年も経ってて対岸側だったから、「ま、大丈夫かな」ってバーベキューやって。
終わった後、残り火の周りを何人かで囲ってボーッとしてたら来た。
うわっと思って飛び退いたら、隣にしゃがんでいた娘も同時にぴょんっと自分とは反対側に飛んだ。
そして娘が、
「夏なのにスキーの服着た人が、後ろからトコトコってここに来てスッとしゃがんだ」←自分と同じもの見てる。
娘は引っ越してきたのでその湖で昔にあった事故のことは知らない。
(事故当時は結構なニュースでテレビで盛んにやってたと記憶してるけど、娘は子供だったし地元でもなければ特に覚えてはいないはず)
「そうだね、きっと寒かったんだね。楽しそうだし一緒に温まりたかったんだね」と迂闊に応じたら、
火を囲んでいた残りの全員が脱兎のごとく逃げ出した。
すぐに気配は消えちゃったけど複雑な後味。
多分今もいるんじゃないかな。
[ 2015/06/08 ] NO NAME ◆-
『隣室』
『隣の部屋から大きな物音がするようになった』のコメント欄より
[ 88608 ] NO TITLE
以前住んでいたアパートの隣室で、早朝に倉木麻衣の曲を目覚ましに大音量で流している部屋があった。
ほぼ毎日で、ほんの10秒ぐらいで止めてたから初めのうちは気にしていなかったんだが、
段々止めるまでの時間が長くなり、フルコーラス流れても止まらなくなるようになった。
さすがに我慢できなくなってきたから管理会社に文句言ったら、
随分前からその部屋は空き部屋になっていて、荷物なんて何も無い状態だという話だった。
いやいや、目覚まし止めた後に生活音もしてたしおかしいだろって半ば強引に確認させたら、
居るはずのない住人が無断で住み着いていた。
[ 2015/07/14 ] NO NAME ◆-
『葬儀』
『心の中で親父に語りかけていた』のコメント欄より
[ 90429 ]
父の葬儀の時投稿主と同じようなこと念じてたな。
そしたら坊さまの前のろうそくが2本とも、すんごい炎の高さで時にバチバチ音がしたり揺らいだりしたの。
心の中で『ちょwお父さんたらフルパワーすぎwww』とか思ってたけど、
葬儀の後、母も妹も弟も皆それぞれ自分と同じように念じてたことが判明。
家族が別々に「揺らしてみて」「炎を大きくしてみて」とか読経の間念じてたのに、
父なりに頑張って応えてくれてたのかなぁとしんみりほっこり。
ただ、バチバチは誰も念じてなかったので、あれは花火好きだった父のサービスだと思ってる。
雨もねおんなじように降ったよ。焼き場で煙が煙突から上りはじめると同時だった。
飽きて外に出ていた父にとっての当時3才の孫達が、「あ!じいちゃんだ!!」っていっせいに声上げてたから、
親族一同またもやしんみりほっこり。
突然の死だったけど、安心して旅立ってくれてたならいいな。
[ 2015/08/01 ] NO NAME ◆-
次の記事:
『焚き火の側で猟銃の手入れをしていた』
前の記事:
『山寺に合宿』『山靴』『変わった石』