不可解な体験、謎な話~enigma~ Part107
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『よく遊んでた女の子』
956 :本当にあった怖い名無し:2019/04/13(土) 16:21:55.40 ID:r9EeM9Zp0.net
小学1年か2年の頃の話。
よく遊んでたAちゃんって女の子がいて、その日は俺の家で遊ぶ約束だったんだ。
Aちゃんが来るのを外で待ってたら、曲がり角からAちゃんが見えたから、
「おーい!Aちゃーん!」って手を振ったら、向こうも振り返しながら走ってこっちに向かってきた。
で、手を振りながら着くのを待ってたら、いつのまにかAちゃんがいなかった。
目を離したとか閉じたとかもしてないのに、いつのまにかいなかった。
不思議に思ってるうちにまたAちゃんが曲がり角から曲がってきて、混乱してたから手も振らずに待ってたら、
今度はAちゃんが俺のとこに着いたから「さっき来た?」って聞いたら、「今ついたばっか」とかそんな返事。
不思議だったけどまあいいやってそのままAちゃんと遊んだ。
で、Aちゃんが帰った後に気づいたんだけど、
最初に曲がり角から走ってきた子は短いツインテールで、Aちゃんはショートカットだった。全然違う見た目の女の子だった。
でもあの時俺はなぜかAちゃんだと思って、その子もAちゃんって呼びかけに反応してたんだよな。
結局それ以来その子(ツインテールの方)は見てない。
『掴んだ』
970 :本当にあった怖い名無し:2019/04/21(日) 08:21:07.84 ID:M3hUwsNQ0.net
朝目覚めると、体調がかなり悪い。今日は休むしかない、と判断した。
約束があったのでキャンセルの電話をしなければならない。
横になったまま、右手を伸ばし受話器を掴んだ。
冷たい、ツルツルした固い受話器の感触。掴んだまま2分ぐらいたった。
なんとしても電話しなければと、やっと上半身を起こした。
片手をみると受話器がない。電話は2メートル離れたところにあった。
寝ぼけていたのだろうと、その時は思った。
震災の後、地元なんでTVで津波に流された人達のインタビューが増えた。
元気そうなおばちゃんが答えていた。
「14歳の娘がいるんです。
なんとしても、もう一度会いたいと思いました。
流されながら、木を掴みました。
木は手の届かないところにあったんだけど、手から白いものが伸びましたよ」
この話をすんなり信じることができた。
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