不可解な体験、謎な話~enigma~ Part107
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『偉いお坊様の弟子』
624 :本当にあった怖い名無し:2018/12/23(日) 10:20:22.10 ID:EUSCPeBe0.net
うちのじいさんの知り合いで偉いお坊様がいて、生前に弟子を取った。
弟子といっても正式に坊さんになるのではなくて、行き場のない霊感少年の面倒を見てるって感じだった。
茶髪にグラサンでピアスしてるような、田舎の寺には場違いなにーちゃんだったけど、
そして俺にはよくわからなかったが、やたら霊感が強くて日常生活でも浮いているから寺に来たらしかった。
当のお坊様が老衰で亡くなられたあともうちとの付き合いは続いていて、ちょくちょく遊びに来てたある日のこと。
にーちゃんがにこにこ笑いながら、「本物の心霊写真見たくない?」って一枚の写真を出してきた。
俺もそういうのは好きだからわくわくしながら覗き込むと、
なんの変哲もない、うちのじいさんとばあさんが並んで立っているスナップ写真だ。
あやしいものはどこにも写りこんでいないじゃないか。
でもなんでじいさんとばあさんは離れて立ってるんだ?この人ひとりぶんのスペースは?
って思いながら、にーちゃんになにこれ?と問いただすと、
大笑いしながら、実は先生(亡くなったお坊様)も久しぶりにじいさんとばあさんに会いに来たから記念に撮った写真だ、
本当に霊感のある人間じゃないと、じいさんとばあさんの間に立っている先生は見えないんだ、と。
ふだんから冗談ばっかり言ってたやつだから、からかわれたんだろーなーと思ったけど、もう20年くらい前の懐かしい思い出です。
いっしょにテレビの行方不明者捜索スペシャルなんかの特番見てて、
真顔で「この人もう死んでるよ」「この人は男と逃げたよ」とか淡々と話すのはちょっと怖かったなぁ。
『砂時計』
649 :本当にあった怖い名無し:2018/12/27(木) 04:09:10.17 ID:GGRG5kLz0.net
入浴時にでタイマーアプリじゃなく3分の砂時計を使ってる。
一昨日もいつものように砂時計を使ってたけど、何気に砂時計を見ると残りの砂が半分ほどだった。
そんなに時間が経ってなかったか~と思いながら、そのまま砂時計を見てると奇妙なことに気づいた。
確かに砂は落ちてるんだけど、残りの砂が全く減らない。
自分も数を数えながら砂時計を見てたけど、100どころか200を超えても残りの砂の量が変わらない。
何だこれぇぇ!!と思いながら砂時計に手を伸ばした時に奇妙な違和感が一瞬あったけど、
手にとってみたけど砂が詰まってる様子もなく、手に持ってジロジロと見てる間に砂は全部落ちた。
ひっくり返して再度砂時計を見てたけど、先程みたいなことは起きずにあっさりと砂が落ちた。
最初のあの奇妙なのは何だったんだろう…
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