不可解な体験、謎な話~enigma~ Part106
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『当時住んでたマンションの前が港だった』
642 :本当にあった怖い名無し:2018/07/23(月) 10:03:23.18 ID:iUnNo60C0.net
まだ幼稚園に通ってた頃だと思う。
当時住んでたマンションの前が、漁船がぽつぽつ停まってるような漁港というか港というか、そんな感じだった。
そこで補助輪付きの自転車に乗って、前を走る姉を追いかけてた。
で、何だったかはもう忘れたけど何かに気を取られて、よそ見をしたまま自転車をこぎ続けて、
無意識のうちにハンドルが海に向かっているのに気づかず、
あって思ったときはもう身体は宙に浮いてて、直後に海に落ちた。
すぐに近くで釣りをしていたおじさんが飛び込んで助けてくれて、大した怪我もなくすんだんだけど、
姉が走って連れてきた両親がそのおじさんにお礼を言って、後日改めてお礼をするために住所を聞いた。
そんで後日その場所に向かったんだけど、どうみても人が住んでるとは思えないボロボロの廃墟だった。
両親が「えー…でもここだよなあ…」っておろおろしてると、近所の人だかが声をかけてくれて、事情を話すと、
「いや、この家の人はもう何年も前に引っ越していったよ」と教えてくれた。
おじさんが煩わしくて適当な住所を言ったのか、
うっかり引越前の住所を言ってしまったのか、
両親が家を間違えていたのか。
真相はきっと「なーんだ」で終わるようなことなんだろうけど、
当時、ボロボロの家の門の前にお礼の品を置いて帰るしかなかったあの時のことを思い出すと、
助けてもらっておいてアレだけど、ちょっと背筋がゾッとする。
『北海道の某ホテル』
643 :本当にあった怖い名無し:2018/07/24(火) 01:18:55.31 ID:ZiLXvUg3V
先月、仕事で北海道にいった。
某ホテルに到着し、部屋に行こうとして一人でエレベーターにのり、部屋がある4階を押した。
エレベーターが動いて止まり、扉が開いた。
すると、真っ暗というか、真っ黒なフロアだった。
この階は使ってないから電気消してるのかなと思った。
前方まっすぐに廊下が伸び、遠くに客室らしき扉が見えた。
真っ暗な中、扉の上の小さなライトのお陰でその扉が見えたが、それ以外はとにかく真っ黒。
エレベーターのなかから少しフロアを覗いたが、ヒンヤリした空気があるだけ。
節電で電気消してるのに冷房入ってるって変だなぁと思いつつ、完全に自分の部屋のフロアではないと確信し、
乗るエレベーターを間違えたのかもと思って、別の階へいってみるとふつうの明るいフロア。
そのフロアで館内図を確認するとこのエレベーターで間違いなかった。
もう一回乗って4階へいくと、普通の明るいフロアだった。
あの真っ黒な冷たいフロアは何だったのか。
あのフロアに出ていたら、どうなってたんだろ。しばらく怖かった。
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