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[ 172229 ] NO TITLE

やはり、あの世は有るんですね

死んだら、お終いでは なく、まだまだ続いているんですね。

[ 2019/01/29 ] ◆-

[ 172238 ]

母の兄(伯父とします)が闘病の末若くして命を終えている
最後はモルヒネで意識が朦朧としていて傍らで当番交代しながら付き添っている祖母と母姉妹も相当消耗していた
ある日伯父はうわ言で「母ちゃん 乗るな 乗るんじゃない 降りろ 降りろ」と手を振り払う仕草をしつつ繰り返した
祖母は訳がわからないながらも「降りたよ 乗らないでここにいるよ」と両手で伯父のその手を包み語りかけた
母が「兄ちゃん もしかしてお迎え来てるの⁈兄ちゃんも降りて!乗っちゃダメだよ」と叱咤激励しつつもふと興味が湧き「何が来ているの?」と続けて問うと「牛車が来ていて中から呼んでる」と苦しい息の中で応えてくれた
私は病室の四隅に黒い人型の影が立っていることから伯父に残された時間がそうない事を感じていた

そんな伯父とのやりとりを祖母(父の義母 ややこしいので義祖母とします)がある時根掘り葉掘り聞いてきて「そんなバカな話があるかい 幻覚だろ」と言ってきたそうで普段からこの意地の悪い姑に我慢してきた母は看病疲れもあって「ではお義母さんが死にそうな時にどんな感じか聞いてもいいなら答えてくれますか」と返してしまったようだ
祖母は「いいよ どんな風に死んでいくか お迎えが来るなんて事はないって教えてやるよ」と嘯いたそうだ

伯父はベッドの四隅に影が立っているのを見た日を最後に見舞いに行く事は止められそれから間もなく旅立った

義祖母はそれから10年以上も元気で過ごしていたがついに病を得て入院生活に入った
自分が気に入らない人が見舞いに来るとタヌキ寝入りを決め込み片目だけ薄眼を開けてジロジロ観察しその見舞客が諦めて帰るとやおら起き出しやれ林檎を剝けの見舞いの菓子はどんなのだのある意味とても義祖母らしい態度は一貫していた
いよいよ臨終が近くなると母は約束を実行しようとしたが前述のような人柄なので意地悪なのかタヌキなのかはたまた本当に意識不明なのか一度も返事は返ってこなかった
何が言い残した事とか感謝の最後の言葉などもなく義祖母は冷たくなった

問題はしばらくして青白い顔で恨めしそうな目つき佇まいで義祖母が父と妹の夢枕に立ったこと
いつも同じタイミングで夢の中での義祖母が立っている場所やシチュエーションもそっくりなのを何度か見ていた
すごく気持ちの悪い夢だったらしい

母と私は気持ちの悪いものは見ずにいたがきっとお迎えの事だとかあの世などないというようなことを生前言っておきながら実はあの世というものはあってお迎えが来ないと成仏出来ないって事が分かって恥ずかしくて出てこれないんじゃないかって思ってる(そんなタマじゃないとも思うけど)

今では父も妹も夢はすっかり見ていない
度々夢見の悪さを訴えられて不憫に思ってかついでのように一番最後にとってつけたように義祖母の思い出とそれに対する感想を言いながら渋茶と饅頭を仏壇にあげている母を何度か見かけたからそれで納得してくれたのかもしれない
いや別に夢に出ることに力尽きてて彷徨い続けててもしょうがないかなとも思うけど苦笑いしながら祖父か誰かが連れて行ってあげてくれてたらいいな
[ 2019/01/29 ] ◆-

[ 172240 ]

172238のコメがとても興味深いです。
信じる者は救われる…という事なんですかね?
宗教は数あれど、多くは死後の別世界という存在を示唆してるものが多い。それが在るか無いかは別として、死ぬって時に自分の信じる死後世界へ行くと信じていれば、逝く先に進めるからこの世に彷徨う事がない?
天国や極楽、地獄などは自分の末期の念で決まる?
てことはやっぱ義祖母さんのように、日頃の行いや人格が関係ありそうですね。なんか妙にしっくり来たかも…
[ 2019/01/29 ] ◆-

[ 172248 ]

生まれ変わったら終わり
[ 2019/01/29 ] ◆-

[ 172256 ] NO TITLE

>何年かたった夏のこと、テレビの怪奇番組で若手の芸人が同じ体験談を話してたわ

つまり、弟はその後芸人になっていたというオチ!!!(違
[ 2019/01/29 ] ◆-

[ 172277 ] 奇妙な約束

『あの世はあるのか』、似た様な…と言うか粗内容同じ話を読んだ事有ります。
もう30年近く前に既に古ぼけた、実話を元にして纏めた系の本で。

『奇妙な約束』親友の女の子二人どちらか先に死んだ方が生きている方の足の裏を擽ろう
[ 2019/01/30 ] ◆jB5VNrxs

[ 172280 ] NO TITLE

※172277
私も同じく本で読んだことがあります。
小学生のころ学校の図書館にあったもの。
友人に「私たちも死んだら足の裏を擽る約束しよう」と提案したら
泣きながら「怖いから絶対にやめてくれ」って懇願された思い出。
[ 2019/01/30 ] ◆-

[ 172333 ]

ここまでゲルまゆしぃが出てこなかったことに時代を感じた
[ 2019/01/31 ] ◆-

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