∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧(実質42)
『山の手入れを頼まれた』
820 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o:2009/04/22(水) 23:28:50 ID:Dfe66iIe0
一昨年、借金のかたに譲り受けたという山の手入れを頼まれた時のこと。
様子見のため、雇い主と一緒に小径を半時間ほど歩いて現場に着くと、
全ての木に、8mくらいの高さまで白い布が包帯のように巻き付けてあった。
さらしを裂いたような布は、雨の翌日にも関わらず殆ど汚れていない。
同行した雇い主に事情を尋ねたが、唖然とした様子で「知らない」の一点張り。
気味が悪かったので、木はそのままにして仕事も断った。
その後も手入れをする人は見つからず、未だに放置されているらしい。
『米』
822 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o:2009/04/22(水) 23:45:43 ID:Dfe66iIe0
山仕事を終えて車のところまで戻った際、何気なくミラーをのぞくと、
額に太字で『×』のような『米』のような模様が描かれていたことがある。
昼寝の最中に悪戯されたか?と思ったが、
歩道からかなり離れた山奥だし、午後からの仕事の最中にタオルで何度も顔を拭ったはずなんだが…
825 :本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 03:45:15 ID:oQzh5Wz+0
>>822
米は、八十八って書くんだっけ
山仕事の季節も気になるなー
827 :本当にあった怖い名無し:2009/04/23(木) 07:22:33 ID:fg49sHay0
>>822
某所より引用。
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小栗判官より
小栗は「 [前文略]鬼鹿毛(人喰い馬)の姿を真の漆で固めて、馬頭観音として祀ってやろう。
馬は馬頭観音の化身であり、牛は大日如来の化身である。鬼鹿毛、どうだ?」とお問いになる。
人間は見知り申し上げないが、鬼鹿毛は、小栗の額に「よね」という字が三行坐り、両目に瞳が四体あるのを確かに拝み申し上げ、
前膝をかっぱと折り、両目から黄色い涙をこぼしたのは、人間ならば、乗れと言わんばかりである。
山椒大夫の解説より
『山椒太夫(さんしょうだゆう)』の主人公、厨子王(ずしおう)もまた「米」の字が額に3つ並び、1つの眼に2つの瞳を持つ。
「米(よね)」は菩薩の異称で、「米」の字は「八十八」と読める形をしているのでめでたい文字だとされるそうです。
これが額に3つ並んだり、1つの眼に瞳が2つあったりするのは、その人物がただ者ではないことの証なのでしょう。ただし、その証は普通の人には見えません。
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なんかめでたいそうです。良い意味なのでは。
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