ほんのりと怖い話スレ その25
『こっくりさんの紙』
6 :本当にあった怖い名無し :2005/09/02(金) 18:50:30 ID:1l6AXjm60
ほんのりまでいかないかもしれない話
小六の時、こっくりさんを同級生二人と毎日やった。
内容は始めはたわいないものだったが、
次第に同じクラスの女子の血が欲しいという、おどろおどろしいものに変化し、私達は恐ろしくなった。
そこで、学校の大きな木の下に使っていた紙と十円玉を埋めることにし、実行した。
別に祟りとかもなく、普通に日々は過ぎ、その子達ともいつの間にか疎遠になり、そして私は中学生になった。
そんなある日、押入れを掃除していたら、泥のついた紙が出てきた。
あのこっくりさんで使った紙だ。
断じて私は掘り返して押入れに入れるなんて面倒臭いことはしていない。
しばらくそれを眺めてから、やっぱり面倒臭いのでそのままゴミ袋にいれた。
10円玉は出てこなかった。
『もーいいかい?』
219 :本当にあった怖い名無し :2005/09/24(土) 22:56:12 ID:aLBKo/wp0
ここさいきん夕方になると隣の団地の子供らがかくれんぼしているらしく、
数を数える声とか、「もーいいかい?」「もーいいよ」って声が良く聞こえるんだ。
風呂に入る前にトイレ行くから、おとといもトイレに入ったんだよ。
そしたらさ、窓のほうから「ごー、ろーく、」って凄い小さな声が聞こえてきた。
からかうつもりで、こっちは絶対に聞こえないような小さい声で「7、8、9、10・・・もーいいかい?」って言ってみた。
その時点で女の子の声は聞こえず。
こっちが言ってる間に向こうが数え終わったんだろうなと思い、
トイレを出ようとしたとき耳元で「・・・もういいよ」って囁かれた。
ちなみに、かくれんぼの鬼だったのは多分、中学年くらいの子。
俺が聞いたのはもっと小さい子の声。
確かに小さいのも混じって遊んでたんだが、
そういう時は保護者の一人が見張ってるみたいだから、団地を抜け出して俺の家のトイレの窓の下まで来るのは無理だと思う。
砂利が敷いてあるから音で分かるだろうし・・・
何だったんだろう。
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