ほんのりと怖い話スレ その22
『タクシー乗り場へ歩いて向かおうとした』
465 :本当にあった怖い名無し :05/02/20 12:42:43 ID:Y4O0ukoj0
とある旅先で、駅を出てタクシーに乗ろうと思い、タクシー乗り場へと歩いて向かおうとしたところ、すれ違い様に足をかけられた。
その場で転んでしまい、荷物を一部ばら撒いてしまったのだが、足をかけた若い男はそのまま歩いて行こうとしていた。
雑に荷物をバッグに詰めて、足をかけた男に詰め寄ろうと思ったその時、
タクシー乗り場に猛スピードでダンプが突進し、鉄筋の雨よけまで倒れるほどの大事故。
一瞬呆然とするも、ひとまず足をかけた男に駆け寄って、何で足をかけたりしたのか聞いてみたところ、
「転んだくらいですむんだ、その方がいいだろ」
とだけ言って、そのまま改札を通り、電車に乗って行ってしまった。
もしあのままタクシー乗り場に行っていたら、間違いなく巻き込まれていただろう。
あの男が一体なんだったのか、今でも謎で仕方が無い。
『千円札』
710 :本当にあった怖い名無し :05/03/05 23:09:24 ID:kbLPz6UW0
以前バイトで同僚だった子の話。
この子は霊感が強いらしく色んな話を聞かせてくれた。
まあそれは置いとくとして、今回は怖いというか不思議な話を。
仮にその子の名前をAとします。
バイトはスーパーのレジの仕事だったんだけど、Aがある日お客さんから一枚の千円札を預かる。
見るとその千円札には裏表と落書きが一杯。
気持ち悪くてすぐにお釣りとして出したらしい。
(普通なら落書きされてたり破れてたりしてるお金は除けといて、最後事務の人が処理したりするだけど…)
で、数日後。
そのお札がAのレジに戻ってきた。
その時にそのお札を実際見せて貰ったけど本当、びっしり落書きされてた。
(私が印象に残っているのは『このお札は幸せを運ぶお札です』という文字)
今度はお釣りに出す事も無くちゃんと除けといて、事務の人が処理してくれたらしい。
が、しばらくしてAがレジを開けようとお札の枚数を確認してたところ、そのお札が…。
さすがに気味悪くて事務の人に聞くと、「う~ん?ちゃんと確認したはずなんだけど…」という答え。
もう出回らないように今度こそきちんと処理したらしい。
ここまで読むと色んな突込みどころがあると思う。
一回目、Aのところに戻ってきたのは、お釣りを渡されたたお客さんがただ単にAのレジでもう一度出しただけかもしれない。
二回目、お釣り用のお札に混じっていたのは事務の人の手違いかもしれない。
と考えれば別に不思議な事ではない。
実際その後はAがバイトを辞めるまでの間、そのお札が来る事は無かったそうです。
711 :本当にあった怖い名無し :05/03/05 23:10:32 ID:kbLPz6UW0
しかしこれには続きがある。
Aはバイト辞めた後、実家で某クリーニング店を始めたらしい。
こないだ買い物しに来た時ため息交じりで話してくれた。
A「ほら、覚えてる?あの不思議なお札」
私「ああ。うん。落書きされたやつ?」
A「うん。アレ、また私のところに戻ってきた」
その後のことはまだ聞いてないです…。
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