∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part39∧∧
418 :本当にあった怖い名無し:2008/10/31(金) 01:52:59 ID:CVCTp6AP0
友人と二人で登った時、大雨に遭った事がある。
デカイ木のウロに入って雨がおさまるのを待ってると、誰かがウロの外に集まって来る気配を感じた。
雨は、どしゃ振り。
バケツの中身をブチ撒けたって表現あるが、まさにスコールみたいな大雨。
立っているのも辛いはずなのに、集まって来た人達は平気そうだった。
友人は眠っており、俺は一人で異様な雰囲気にビビっていた。
しばらくすると、外で歌声が聞こえて来る。
ものすごい雨音だったが、それ以上に大きな歌声だった。
どこの言葉か知らないが、雄叫びに曲を付けた様な不思議な歌。
聞いている内に眠くなって、俺も寝てしまった。
419 :本当にあった怖い名無し:2008/10/31(金) 01:54:09 ID:CVCTp6AP0
起きた時には、友人も目を覚ましており、雨も止んでいた。
その後、普通に下山したんだが、眠っている時に見た夢も不思議だった。
寝ていたのと同じ木が見えたんだが、周りの様子は全然違う。
今は山道の道端だが、夢の中の木の周りは円形の広場になっていた。
ウロの前に石の板が立っており、その前で原始人の様な人々が歌っていた。
その歌は、俺が眠る前に聞いたのと同じ歌だった。
俺は、その光景を意識だけで見ていたが、すぐ隣で誰かの声を聞いた。
男か女かも覚えていないが、その夢の中の光景は縄文時代くらいの光景で、
木のウロの中は神聖な場所として祭られていたらしい。
又、石の板を通じて、過去や未来を見通していたとも言っていた。
俺に石を探して欲しい様な事も言っており、それが気に掛かっている。
下山してから知ったが、山の近くで縄文時代の遺跡が発掘されていた。
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