山から石持ち帰るとヤバい
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1445320336/
『海の石』
57 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/10/28(水) 11:15:09.15 ID:gYorZZqH0.net
石ですか・・・
海から石を持ち帰るのはこちらの地域ではタブーですね。
なんでも石に死者の思いがこもっている場合があるとか
山の場合はあんまり聞かないですが、山神やら神社とかある場所の山は安易に持ち帰れば
何か起きるんじゃないですかね。
だって自分の庭のものを持ち帰ったらいやでしょう。
それと同じです。
まぁ、外国でも石に関する話はありますし、神話の話でもあった気がするので興味がある人はいろいろと調べてみるといいかもです。
以上
59 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/10/28(水) 20:15:23.61 ID:W/cvFSFP0.net
>>57
石じじいの話です。
私の故郷の四国の地域(=じじいのホームグラウンド)では、海からの石を持ち帰るのを忌避する風習は無かったですね。
じじいは、平気で海岸へも石拾いに行っていたそうです。
曰く、「海岸は、崖が露出しとるけん、ええ石がよう見つかるんよ」
海岸を歩いていると、山側に露出している石(地層でしょうけど)が変わると、
海岸に露出、転がっている石の種類も変わるのだそうで(当然ですが)。
海岸にはいろいろなものが打ち上げられていたそうですが、人間の腕があったのには驚いた!と。
かなり腐敗していて骨も見えており、他の部位はなかったそうです。
近くの漁村の派出所に届けたそうですが、結局身元もわからず、事件性無しと判断されたそうです。
水死か自殺か・・・
古い墓石が何基か海岸に転がっていたこともあるそうですが、
これは、その近くの崖の上にあった墓が波で削られて崩落してしまったあとだったのではないか、
とオカルト夢のないことを言っていたじじいでした。
『運の悪い石』
60 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/10/28(水) 20:58:21.59 ID:W/cvFSFP0.net
>>58
石じじいの話です。
山で球形の石を拾ったことがあったそうですが、とても「運の悪い」石で、持ってくるのをあきらめたそうです。
その石は、まるで研いたように球形に近く、表面がなめらかで乳白色だったそうです。
硬いので瑪瑙ではないか?と思って「これは高く売れる!」と判断して、
小さなウリほどのサイズのその石を持って帰ろうとしたそうです。
そこから、不運が始まったとのこと。
野外用に用意した弁当が腐っていた;沢を下るときに何度も転ぶ、とのかく転ぶ;
転んだひょうしに、肋骨を痛めた(後で病院の診察で判明);
ズボンの軍用革ベルトがぶちっ、と切れた(ロープで代用した);やたらとハチがやってくる(攻撃的);
天候がいってんにわかにかき曇って雷雨になる;
しきりに雷鳴がとどろいて、近くの樹木に落雷。
これは、この石を持って帰ってはよからぬことが起こる!と思って、捨ててきたそうです。
どうやって?山道の目立つところに小石をくみ上げて、その上に置いてきたそうです。
その石は、後日、違う災厄をもたらします。
69 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/10/30(金) 00:15:21.23 ID:lgB3rcHG0.net
>>60
石じじいの話です。
石じじいには、ライバルと呼ばれる人物がいました。
近くの町に住んでいる割と金持ちの人間で、趣味で石を集めていました。
昔でも珍しい自動車を持っていて、機動力があったと。
(後に、じじいも、ものすごい中古車を買って、機動力を入手するのですが・・・)
彼が山から帰って数日後、じじいのところにやってきてうれしそうに言いました。
「いやいや、山で良い石を見つけてな。丸い白石なんよ。これはみずらしいわい。
道ばたに祀ってあったんやけど、いつ誰がそうしたんな。前は無かったんだが。
いやしかし、得したい」
じじいは、それは自分が置いていったアノおかしな石だ!と気がつきました。
じじいは答えて「しかし、そりゃ、祀ってあったんやけん持って帰ると祟りがあるかもしれんよ」
金持ち曰く「あ・る・かい、そんなもん。迷信、迷信じゃ」
三日後、その金持ちの葬式があったのは言うまでもありません。
わたしは疑念をもって、じじいに尋ねました。
「しかし、その石、目立つところに置いとったんは、じいちゃんやろ?
ほかの人に害がないように、見つからんとこに捨てたらよかったやない?」
じじいはにやりと笑って「ほんでも、競争相手がおらんなったんよ。そのおかげで」
じじい!やったなっ!
次の記事:
『冬が来る前に』
前の記事:
『叫ぶ石』『砂岩』