ほんのりと怖い話スレ その17
『足』
800 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/04/27 16:23 ID:i/ojpXXv
自分は全く霊感のない人間なのだが、妹が一寸見えちゃうヤツだった。
学生時代、向かい合って話をしていた時、一瞬妹が顔色を変えて固まった。
何事かと問い質すと、見えちゃったらしい。
自分の足元の辺りから、足が一つ、すっと現れて背後を横切っていったらしい。
足って言っても踝から先だけが普通に歩いてたと。
実は、それまでも何度か、同じ様な気配(?)をボンヤリと感じていたんだと。
でも、その時は凄くくっきりと見えたとかで、驚いていた。
自分は『フーン( ´,_ゝ`)』って感じで話半分に聞いていたが、妹は真顔だった。
その後、妹は段々と霊感らしきものが消え、自分もその事をすっかり忘れていた。
幽霊足目撃から10年ほどたった頃、自分は事故にあった。
足は半切断にちかい状態に。
そして思い出した。
妹が目撃した“足”は、自分が事故ったのと同じ左足だったって事を。
まぁ、偶然なんだろうけど、自分的にはほんのり怖かったっす。
801 :800 :04/04/27 16:26 ID:i/ojpXXv
蛇足ですが、今は奇跡的に完治しますた。<<足は半切断にちかい状態に。
もしかして、あの幽霊足って、その事も暗示してたのかも???
『1m近くある岩魚』
909 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/05/11 15:59 ID:L6o3K815
じいちゃんが若い頃の話。
ダムで釣りをしていると大物がヒット、吊り上げると1m近くある岩魚。
意気揚々と家に帰ろうとすると、橋の上で一つ目の大男に出会った。
大男は何も言わず、じいちゃんから岩魚を奪い取ろうとした。
しかし意外と力が弱い。
じいちゃんは懸命に抵抗し、岩魚を抱きしめながら必死の思いで家に帰ってきた。
息を切らしながら玄関に立っているじいちゃんの姿を見た母親(じいちゃんの)は、キョトンとしながら言った。
「お前そんな物どうすんだ?」
じいちゃんが必死に抱いていたのは、1mはある流木だったそうだ。
じいちゃんは今でも、あれはキツネに盗られたと悔しがってる。
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