∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part27∧∧
『霧中の運転』
842 :濃い味カテキン濃縮緑茶:2006/08/06(日) 01:33:49 ID:gdNwxbiyO
ツーリングで岡山県のある山道を登っていた最中に、濃い霧に遭いました。
1m先が見えないという酷い状態で、慎重を期して時速15キロ程で徐行していたおり、
後ろからの車の音が私のバイクを追い越して行きました。
この濃霧の中をそこそこ速度を出して走っている所を見ると、道を知った地元の車のようです。
車体は見えませんが、赤いテールランプはぼんやり見えたので、
その光を追って行けば下山できるだろうと考え、引き離されまいと私も速度を上げて前方の音と光を追行しました。
しかし、頂上付近のトンネルを抜けた時です。
前方の車はそのまま直進して行きましたが、
私の脳裏に、あらかじめ見たこの辺りの地図がぱっと思い浮かびました。
ここはトンネルを出てすぐカーブになっていたはずです。
本能的に急ブレーキをかけた瞬間、白いガードレールが視界に飛び込んで来ました。
その向こうは遙か下まで険しい崖です。
制動が間に合わず、私はガードレールを蹴とばし、反動でかろうじてカーブを曲がり切りました。
この際、左足指の骨を折りましたが、
「引き込まれそうになった」恐怖で頭がいっぱいで、痛み所ではありませんでした。
地元のライダーの話では、昭和35年頃にあのカーブで転落事故があり、
以来2~3年に1度の頻度で死亡事故があるそうです。
みなさんも霧中の運転にはご注意ください。
『事故に遭遇』
843 :濃い味カテキン濃縮緑茶:2006/08/06(日) 02:16:35 ID:gdNwxbiyO
オカルト話ではありませんが、神奈川県に暮らしていた時の事です。
箱根の山道で、黄色いビックスクーターが横転しているのに出くわしました。
カーブで対向のトラックにぶつかってはね飛ばされたのです。
愚かにもヘルメットをしていなかった若いライダーは、後頭部を割って赤い脳味噌を周囲にまき散らし、
手足の骨を折りながらも、まだ息がありました。
トラックの運転手に怪我はなく、動転しながらも無線で救急車を呼ぶよう怒鳴っていました。
私は二次事故を防ぐためビックスクーターを路脇に押しやり、重傷のライダーを励ますべく、
「すぐ救急が来る」「名前と住所を教えてくれ」などと呼びかけを続けました。
彼は唸るばかりでしたが、突然「婆ちゃ!こんな所まで来てくれたんか!」と一言、しかしはっきりと叫ぶと、
それっきり動かなくなりましたした。
ご遺族によれば、事故の日はたまたま彼の祖母の命日でもあったという事です。
彼は死に際に懐かしい祖母の幻覚を見たのか、お婆さんが本当に迎えに来てくれたのかは分かりません。
しかし、この悲しい出来事は、その後数年に渡り、私を苦しめる思い出となりました。
844 :本当にあった怖い名無し:2006/08/06(日) 03:55:41 ID:fhIrLEwL0
>>843
>その後数年に渡り、私を苦しめる思い出となりました。
それわかるなあ。俺もワゴンの一家が事故起こしたところに遭遇していろいろ手伝った事有るけど
母親が動かなくなった子供に「寝ないで~寝ないで~・・・・・・・」と救急車が来るまで20分ほど
叫び続けていた事が未だに脳裏から離れない
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