∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part26∧∧
『木の枝』
239 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:21:30 ID:2sROl7VWO
小さい頃、父親と登山した。
山頂にはいろんな形の木の枝があり、面白いから持って帰ることにした。
ところが、最初はキャッキャ言いながら楽しく下山していたのに、
途中から背後にずっと人の気配を感じて、怖くて涙が出てきた。
私は父親に大泣きしながら、
「誰か何人もついて来てる。でも振り向いても誰もいない」と言った。
子供ってそういうのわかるっていうし、多分本当に良くないものが後ろにいたんだと思う。
麓に着いてから父親が、
「きっと勝手に木の枝持って来たから山の神様が怒ってるんだよ。枝は置いて帰ろう」
と言った。
枝を置いて来たら嘘みたいに気配がなくなった。
山には絶対神様がいると思う。
『雨の神様』
242 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 22:17:32 ID:VlSKNX/Q0
小さい頃に夏休みで秋田にある母の実家に遊びに行った時、
雨が降らず困った村の農家の人方が、山奥にある雨の神様の祠を掘り起こして頼む事になったんです。
おもしろそうなので私も行きました。
軽トラで山道を大分走った記憶があります。
車が入れない道まで来てそんなに歩かなかったと思うのですが、
目的地は木々に囲まれてぽつんと土が茶色く剥き出しになった場所でした。
着いて早々に大人達がスコップで土を掘り始め、
その中から石や岩が出てきてその一つ一つを組み上げていき祠を建て、
お供え物をして祈願して終わりました。
何かつまらなかったと思いながら帰る途中の軽トラの荷台で、
スコールのような雨がザーっと降り始め、家に着いた頃に止みました。
その日の天気予報は0%の晴れ予報。
次の日も晴れ予報だったんですが、半日雨が降りました。
その時ほど神様の存在を信じた事は言うまでも無く、不思議な体験でした。
『登山靴』
370 :本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 05:32:02 ID:OCTU//M80
靴で思い出したけど、いつも行く山の中で一人でキャンプしていたんだ。
酒ちょっと飲みすぎて明け方、目を覚まし、
水飲むのに寝ぼけて汲み置きした水筒が見つからなくって、テントの口あけて外見たら、
テントの入り口においらの登山靴と、もう一足泥まみれの登山靴があるんだよ。
一瞬、なんだこれ?????って思ったんだけど、
まだ酔いが残っていて寝ぼけていて水飲みたかったから、
シュラフの足元にあった水筒見つけて水飲んで、また寝たの。
日が上がって、目がさめてテントの入り口見たら、
おいらの登山靴だけあって、寝ぼけてた時に見た汚れた登山靴は無かった。
寝ぼけただけだと思うが、なんだったんだあれ?
実を言うと、一緒によくキャンプする仲間も同じ場所で、同じ体験をしているんだが、
そういうことがあったというだけで、ほかに妙なことは起こっていない。
非常に良い場所なんだよね、良く行くし、落ち着ける。
弊害といえば、そこは狸がいっぱい居てテントに砂かけられる事が多い事だけど、やっぱ狸のしわざかな?
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