ほんのりと怖い話スレ その4
『ゴキブリ』
156 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/02/20 21:19
大学時代、一人暮らし中のお話です。
当時(今もそうだが)夜は部屋で焼酎をかっくらってから寝る、という生活をしていた。
夏のある夜、床に目をやると一匹の子供ゴキブリ(約体長2ミリ)がうろついていた。
俺はなんとなく「水でも飲むか?」と、ゴキの目前に水割り用の水をたらしてやると、
そいつは近づいて水を飲んだ。
時は流れその年の12月の夜、俺は変わらず焼酎を飲んでいた。
さて寝るか、と布団に目をやると一匹の大きな成虫ゴキブリが布団の上に居た。
「こんな季節にゴキブリ?」と思いつつ、居られて気分のいい客ではない。
殺すのもアレなので誘導して退場してもらおう。
俺はゴキに近づいた。普通のゴキならあらぬ方向へ隠れるだろう。
だが、奴は俺の足並みに沿って玄関へ逃げてゆく。
その時、玄関近くの台所からガス臭がした。
お湯割り用の湯を作った際、俺は酔ってガス栓とコンロを閉め忘れていたらしい。
栓を閉め、換気をして落ち着いた時、あのゴキブリはもうどこにも居なかった。
偶然なのか、ゴキブリの恩返しなのか、どっちにしろ命は助かりました。
『心霊写真の本を立ち読みしていた』
178 :うり:02/03/02 20:07
数ヶ月前、本屋で心霊写真の本を立ち読みしていた。
そうしたら、左手の薬指が熱くなったので、
「変だな?どうして 熱くなったんだろう。」と思っていて、
ふと、裏表紙をみたら、顔が浮き出た石の写真が印刷されていて......。
心霊写真の本を持つと、その石の写真の上にちょうど私の薬指があたっていた。
それが原因なのだろうか?指が熱く感じたのは....。
ぜんぜん怖くはない話だが、自分自身としては妙に納得した。
次の記事:
『再誕の儀』『ご来光参拝』『お神酒』
前の記事:
『盛り塩』『携帯電話の電波』『どんっ!』