∧∧∧山にまつわる怖い話Part11∧∧∧
『1つ目大男』
585 :本当にあった怖い名無し:04/08/11 00:29 ID:5RUmP0kH
山で1つ目大男に会った話。
山の小道とはいえ周囲は明るかったせいで、「恐い」を一瞬で通りぬけて呆けてしまい、
「ひとつめ・・・・・?」とマヌケに問いただしてしまった。
すると、「そうさぁ。オマエはちがうな」と答えられてしまったという・・・
我に返ったらもう姿は消えてたらしい。
『巨大な主(アメマス)』
601 :本当にあった怖い名無し:04/08/11 22:21 ID:Kr9I/+f6
北海道のとある川の深い淵には、巨大な主(アメマス)がいるという言い伝えがあった。
それを確かめると言い張った村の若者がロープを体に結わえ、友人託し潜っていったそうだ。
ロープは、深みにするすると消えていった。
だがすぐに手応えが消えた。ロープを引いたがどこかに引っかかったようだ。
まずい、おぼれた?友人はロープを頼りに潜っていくと、深みの中位におぼれて浮いている彼がいた。
中程の流木に絡んだロープをほどき、ロープごと彼をたぐりつつ水面に出ようとしたとき、
ふと水底を見ると、暗い淵の底でお椀くらいの魚の目玉が光っていた。
あわてて、川岸にはい上がりロープを力任せにたぐり、何とか彼を川岸まで引き上げた。
おぼれた人は息を吹きかえしたが、「目玉、目玉」と錯乱したまま、結局おかしくなってしまったということだ。
これは釣りの本に載っていた戦前の話だが、
戦後、米軍が進駐して北海道の河川でルアーで釣りを始めると、1メートルを超えるアメマスが沢山釣れたという(写真付き)。
まんざらホラ話でもなさそう。
『山で迷った上に雷雨になった』
610 :本当にあった怖い名無し:04/08/12 11:50 ID:/zNH77OT
田舎育ちの友達が小学生の時の不思議な話を教えてくれた。
夏に山で遊んでるうちに迷った上、すごい雷雨になってしまった。
泣きながら耳ふさいで歩き回ってたら(動いたほうが雷落ちないと思ってたらしい)、少し広い場所に出た。
幾つか切り株があって、切った木をまとめてあったりして、誰かここで仕事してたのかな?と思ったと同時に光と雷。
近い!と思ってまた耳をふさいで歩き出そうとしたら、毛が生えたでっかい何かに両腕を掴まれて何mかどかされた。
その途端に森の中を雷が走った。
自分が居た場所を通って横にビャーッと光が走り抜けてった。
呆然としてると、毛が生えた何かが頭をグシャグシャ撫で回して、
「雷怖いな、あと少ししたら帰れ、座って休んでいっていいから」という意味のことを言った。
ハッとして見上げたら、誰もいなかった。
雨はすぐに弱くなり、友達は切り株で少し休んでから帰った。
感じとしては熊みたいな大きさで、どかされた時は、ひょいと宙に浮いたんだと。
高校生になって『となりのトトロ』を見たときは、アレだ!と思ったそう。
話しかけてくれたのは、日本語だったかどうか、声はどんなだったか、どうしても思い出せないって。
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