∧∧∧山にまつわる怖い話Part9∧∧∧
『祟りの神木』
656 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/09 20:36 ID:dXCW41gX
神木の話だが…。誰でも目に出来る、祟りの事実がある。
中央線で塩山に向かう途中、『はじかの(初鹿野)』という駅(現在は甲斐大和)がある。
有名な話なので、知っている奴も多いだろうが、
その駅の南西側に古い神社があり、北側を走る線路際に1本の木がある。
何でも、枝を掃ったりいたずらをしたりすると、祟りを為すのでそうだ。
俺が行った時は教育委員会の立てた白い看板があり、以上のようなことが書いてあった。
線路に張り出した枝はトタンでおおわれ、架線に触れないようにしてあるのが妙に現実的だった。
他にも、いたずらをした中学生が近くの踏み切りで撥ねられ、遺体が神木の下まで引きずられた、という話も聞いた。
教育委員会お墨付きの『祟りの神木』も、なかなか面白いぜ。
『三次IC』
679 :チンポ入道:04/06/10 03:01 ID:XcLD/S4x
不思議話。かなりレベル低いけどね。
馬術の大会の帰りで、広島ICから三次ICまでハイウエイを利用した。
みんな大会が終わったのでまったりとくだらない会話をしてました。
そして三次ICにつきました。
私もその看板がそろそろ出てもいいんじゃないかと思いながら、車を走らせました。
しかし、三次ICの看板は出てきませんでした。
が、その代わりにハイウエイを狸の親子が脈絡もなく横断していました。
普通看板は見落とさないですよね?
めちゃくちゃ抜け目なくて、しっかりしている女の先輩も同乗していましたが、
三次ICの看板をあっさり見落としてしまっていました。
今思えばかなり不思議です。車には5人乗っていたのに、みんな三次ICの看板を見落とすなんて。
狸親子に騙されて看板が見えなかったんですかねぇ。
よくよくドライブして、あ、たぬきぽんぽこりんだぁって場合は、かなり気をつけても不思議と道に迷うのですよ。
チンポ入道はけっして方向音痴ではないのに。
『おとり鮎』
683 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/10 16:18 ID:dEkgge9G
快晴の初夏、鮎釣りにでかけた。
鮎ってやつは縄張り意識が強い。
養殖鮎を生きたまま釣り針にかけてオトリとし、周りに剥き身の針を流しておくと、
ケンカしてきた天然鮎が引っかかるという寸法だ。
朝から渓流にスネまでつかり鮎釣りを楽しんでいた。
ふと気付くと、普段釣り人でにぎやかなその川に、自分ひとりだけになっている。
まだ昼過ぎだというのに、車一台通らない。
奇妙な静けさに、彼は少々薄気味悪くなった。
その時、サオが大きくしなった。
かつてない強いアタリに、彼は大物を確信し有頂天になった。
喜びいさんで、糸をたぐり寄せた途端、唐突に抵抗がなくなった。
がっかりした彼がサオを片付けようとして見た物は、頭だけ残して食いちぎられたおとり鮎だった。
首だけの鮎は二、三回口をゆっくりパクパクさせた後、息絶えた。
突然、すさまじい冷気が川下から押し寄せ、彼は大慌てで家に逃げ帰った。
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