∧∧∧山にまつわる怖い話Part9∧∧∧
『スーツ姿の若い女性』
286 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/24 22:22 ID:fwGqohmA
怖い話からはちょっと外れますが、
雷鳥さんのダムの話を読んで思い出した。
自分はプログラマをしています。
プログラマといってもいろんな分野がありますが、
自分は僻地のダムや山奥、山頂の中継塔(大きな鉄塔があるでしょ?)などに行くことが多い業務についております。
数年前も仕事の一環で、某地方の大きなダムに行きました。
客先に行くわけですから当然スーツで化粧もきっちり、パンプス履いてパソコンが入った大きな鞄と書類ケースを抱え、
という浮きまくりな格好で、観光客にもまれながら現場に向かいました。
さて、その日の作業は滞りなく終わり、少々時間が余ったので、
せっかくだからちょっと観光でもしていくか、と上述の格好のままでダムサイトを一巡りしました。
湖面に映る見事な紅葉を眺めておりますと、
ハイキングに来たとおぼしき初老のご夫婦が近づいてきて、きさくに声をかけてくださり、
仕事で来た等話したところ、奥様のほうが、
「ああよかった。
こんなところにスーツ姿の若い女性がいるから、てっきり自殺にきたのか、それとも幽霊かと思っちゃったのよ。
タクシーの運転手さんがそう言い張ってきかなくて。
確かめてみようとおもってこっちに回ってきたの」
・・・(;´Д`)
怪談はこうやって産まれていくのだろうか、などと思った帰り道でした。
スレ違いにて失礼。
『金比羅神社』
300 :286:04/05/24 23:36 ID:fwGqohmA
では軌道修正に実家の小話でも。
実家はたいそう山奥の田舎でして、山に囲まれておりますが、近くに「金比羅神社」がございます。
我々地元民は「こんぴらさん」と呼んで親しんでおりますが、金比羅神社というのは必ず高い山の上にあるものだそうですね。
じっかの金比羅さんもご多分にもれず、何百という石段を登っていった山のてっぺんに鎮座されております。
で、その石段なんですが、なぜか正確な数が伝わっておりません。
いちおう「千を越えるぐらい」と言われておりますが、何故か、数えるたびに段の数が違うんだそうでございます。
自分も幼少時、幼なじみ達と何度も上っては数えたものですが、その数が一致した試しがありませんでした。
大人が数えても同じなんだそうで。
万歩計等を使って計測する試みも過去にはあったそうですが、それでもやはり決して数が一致しないのだそうです。
一致しないのが却って良いことらしいです。
このあたり、何か謂われがあるんでしょうかね。
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